私は数年前に、心を壊して休職した過去がある
役職を頂き、より一層頑張らねばと仕事に取り組んだ
しかし、業務に追われ残業が続いたり、苦手な上司と密に関わったり、顧客との関係性が上手くいかなかったり
元々ストレスに対する域値が低い私だったので、より責任がのしかかるにつれ、心がすり減ってしまった
その結果、自分の殻に閉じこもってしまい、職場の人とも喋れなくなった
仕事中や通勤時の車の中で、自然と涙が溢れてしまっていた
そして遂に心が壊れてしまい、専務に相談し、その日の内に休職という形で職場を去り、そのまま退職した
今思えば、もう少し早く自分の心と向き合う事が必要だったなと感じている
一人で抱え込まずに周りに頼る、吐き出す
皆も頑張っているのだから、こんなもんで挫けてはいけない
せっかく期待してもらっているのだから、踏ん張るべきだ
心が繊細な人は、どうしても周りの期待に応えようとしたり、自分に対して厳しくしがちだ
特に内向型の人は周りに頼るという事がどうにも苦手なのだ
そうして、自分だけで抱え込んでしまい、誰にも気付かれずに疲弊していく
だからこそ、心が繊細な人は、自分一人で抱え込まずに、周りに頼る事が必要だ
心が限界を感じているのなら、そのまま周りに吐き出したっていい
‥‥と言われても、なかなか難しいのが繊細さんの特徴だ
それでも、心を壊してしまっては元も子もない
恥ずかしくとも、たとえ理解されなくとも、周りに自分の気持ちを吐き出すのも時には必要だと私は思う
自分の苦しみを客観視する
自分が何に苦しさを感じ、何に悩み、何に疲弊しているのかを、自分で客観視する時間を取ろう
心を壊す手前までいくと、もうそういう事も考えられなくなってしまうからだ
その為、自分の心の変化を過敏に受け取り、今何に苦しんでいるのかを、自分と対話する事が大切だ
頭の中でぐるぐると考えるのではなく、言葉として紙に自分の思いを書き出す方がいい
そうする事で、自分の思考を客観視でき、心の状態に気付く事ができる
当時の私はそんな余裕もなく、自分の殻に閉じこもってしまった結果、心を壊してしまった
だからこそ、もし貴方の心がざわついていたり、苦しさを感じているのなら、その正体は何なのかを探る時間が必要だ
心が限界なら回復するまで休んだっていい
私は心が限界を迎え、休職をした事で心身を休ませる機会を得られた
もし貴方が本当に心が限界を感じているのなら、一度全ての苦しい事から離れて、心身を回復した方がいい
仕事に苦しさを感じているのなら、仕事を辞めたっていいし、転職したっていい
仕事を辞めたとしても、日本には傷病手当や失業保険といった制度があるし、職業訓練で新たに学び直す事だってできる
もし生活が行き届かなくなっても、生活保護というセーフティネットだってある
実際に利用するかどうかはさておき、仕事を辞めても生活はできるという事を知っておくだけでも、心の不安は変わってくる
もし本当に心が限界なら、そのような制度を頼ったっていい
誰に何と言われようとも、恥を感じようとも、何よりも心の回復が最優先なのだから
心身の回復期間は好きな事で満たそう
せっかく休もうと思っても、将来の不安やお金の不安、これからどう生きていけば良いのかという不安が付きまとう
けれど、まずは心身の回復が最優先であり、回復していない内は考えても仕方ない
その為、心身の回復期間はゆっくりとしつつ、自分の好きな事で満たせばいい
気になっていたアニメや映画を観るも良し
行きたいと思っていた所に旅行するも良し
しばらく会っていなかった友達に会いに行くも良し
ひたすら家で惰眠を貪ったり、ゲームで遊ぶも良し
とにかく自分が楽しめる事、好きな事に没頭する時間に充てよう
そうして、心身を回復していけば、やがて次の生き方を考えられる余裕も生まれてくる
まずは自分を一生懸命に労わる事から始めよう😌